一子一役

一子一役

どこの学校でも必ずあるであろう「PTA役員決め」にまつわるトラブルあれこれ。

 

我が家の子どもたちが通う小学校では、非常に合理的なシステムを取り入れています。

「一子一役」。

専業主婦も兼業主婦も、お父さんもお母さんも、我が子をこの小学校に通わせている以上は在学中に必ず一回、何かしらの役員を引き受けなければならない、ということです。

 

子どもが一人なら一回、子どもが二人なら二回。

ただし、子どもが三人以上いる家庭は、会長・副会長・書記といった本部役員を引き受けることが多いようです。本部役員を一度でも経験すれば、本人の希望がない限りPTA役員を「永年免除」されるという決まりがあるからです。

 

しかも、

「どの保護者がいつ、何の役員をした」

という情報は、「役員選考委員会」によって記録されています。

この記録によって、システムの公平さをきっちり保っているわけです。

毎年、年度末が近付くと、各家庭に「役員希望アンケート」が配付され、そこに「引き受けてもよい係」を記入することになっています。役員選考委員会はこのアンケートをもとに、次年度の役員枠を埋めていくというわけです。

 

基本的に「○○○だから役員はできない」という理由は通らないことになっています。

共働きの多い地域であるため、仕事を理由にするなんてもってのほか。

その代わりに、「有職者に適した係」というものがあります。

前述の「役員選考委員会」や、学校の広報誌を作る「広報委員会」はメールや電話でのやり取りが主になるため、フルタイムで勤務しているお母さん向け。

「地域委員会」の防犯パトロールや夏休みのラジオ体操係はお父さん向け。

平日昼間に集まることが多い「行事委員会」や「学級委員会」は専業主婦もしくはパート主婦に限る、といった具合に、きちんと「棲み分け」がなされているのです。

 

新学期始まって早々、役員枠が決まるまで何時間も拘束されるよりは、こういったドライな決め方を採用してみてはどうでしょう?

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カオスの部屋

学生時代、ほとんどの友人は大学周辺にアパートを借りて住んでいました。

大学生の一人暮らしというのは、どうしても生活が乱れがちになります。

男子学生はともかく、女子学生も例外ではありません。

農学部のFちゃんは、部屋を片付けられないことで有名でした。

見た目はけっこうこぎれいなワンルームのアパートに住んでいるのですが、

「玄関あけたら2分で即死」

と言われるほど、とにかく部屋が散らかっているのです。

どういうわけか、私はこのFちゃんと馬が合って、しょっちゅうおたがいの部屋を行き来していました。

「ピンポーン」

彼女の部屋のチャイムを鳴らすと、ドスドスドス、という音が奥から聞こえ、やがてFちゃんが台所の窓から顔を出します。

「どうぞー。散らかってるけど」

彼女の場合、「散らかってるけど」というのは、謙遜でも社交辞令でも何でもありません。

本当に「散らかっている」のです。

まず、玄関に入ると、靴を脱ぐ場所がありません。

下駄箱にあらゆるものを突っ込んでいるため、靴を収納する場所がなく、彼女の履物は玄関のたたきにすべて放出されています。

それでも何とか靴を脱ぎ、台所に入ると、何かが足の裏にへばり付きます。

「げっ」

そこには、なぜかマーガリンの蓋が……。

よくよく台所を見渡すと、空の酒瓶やビール、食パン、醤油、古新聞、DVD、さまざまなジャンルのものが床に転がっています。

流しには、鍋、やかん、食器が山積み。彼女いわく、「必要になったらここのものを洗って使うから、片付けなくてもよい」そうです。

テーブルとコタツと雀卓を兼ねた机の上には、書きかけのレポートと急須とコップ、その他いつ洗ったんだかわからないタオルや、洗ったんだか洗ってないんだかわからない靴下等々がてんこ盛り。

うっかり押し入れを開けようものなら、服やら鞄やらが一気にドサーと落ちてきます。

彼女いわく、「私って、よく物を失くすのよー」。

……そりゃ当然のような気が……。

「おまえなんか、絶対に嫁にいけないぞ」

と言われていた彼女ですが、卒業後は同じ学部のクラスメイトと結婚し、幸せに暮らしています。

ちなみに、部屋はご主人が片付けているそうです。

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